

本記事の内容
- 賃貸住宅で筋トレすると起こるトラブル
- 賃貸住宅でトラブルを事前に回避する方法
この記事を書いている僕はこんな経歴です。
- 筋トレ歴1年8ヶ月
- NSCA-CPT認定パーソナルトレーナー
- 宅建士
- 栄養士
僕は筋トレ歴こそまだ1年8ヶ月ですが、不動産業界歴は約12年と筋トレよりもはるかにプロです。
不動産といっても様々なジャンルがありますが、僕は賃貸、売買、不動産鑑定とかなりのジャンルを経験してきましたので、この記事はかなり皆さんにとって役に立ってもらえるはずです。
目次
賃貸住宅で筋トレすると起こるトラブル
- 原状回復費用をめぐるトラブル
- 騒音トラブル
賃貸住宅で筋トレをする場合、起こりうるトラブルはこの2点です。
原状回復費用をめぐるトラブル
- フローリング
- 壁(クロス)
- 建具
賃貸用住宅で筋トレをする際、特に問題となるのが、フローリング、壁(クロス)、建具の破損です。
賃貸住宅に住んだことのある人であれば、分かることも多いと思いますが、フローリングや壁(クロス)は経年劣化というものが認められます。
経年劣化というのは、居住年数によって起こる自然損耗のことをいいます。
そのため、原状回復費用は長く住めば済むほど安くなり、短ければ高くなります。
ところが、筋トレによって傷つけてしまった箇所については、経年劣化とは認められません。
筋トレで使うダンベルは重くて硬いのので壁やフローリング、ましては建具に当たってしまった場合は大きな傷が入ったり凹んだりしてしまいます。
そのようにダンベルなどで傷つけてしまった場合は、普通に暮らしていれば絶対につかない傷だからです。
フローリングや壁(クロス)は傷が付けば補修が必要だし、場合によっては張替えだって行わなければなりません。
そうなると、かなりの費用負担を強いられます。
フローリングや壁(クロス)は年数が経つと色が少しずつ変わってくるので、部分的な張替えは見栄えが悪く、新しい賃借人に入居してもらうためにも、部分的な張替えというのが難しいのです。
ですから、部分的に傷つけただけかだら大したことはない!と油断していると痛い目にあいます。
仕事をしていると、筋トレ以外でも自分でつけてしまった大きな傷に対して無責任な賃借人がたまにいますが、後で費用を請求されて大体の人は青ざめています。
費用請求に対してクレームを言ってくる賃借人もいますが、己の行動をわかってもらうため不動産屋はあまり値下げには応じません。
あくまでもオーナーさんに借りている資産だということを忘れていはいけません。
不動産業者も人間ですから、素直な人と素直じゃない人とでは少なからず優劣はつけられますのでご注意下さい。
騒音トラブル
- ダンベルの音
- パワーラックなどの音
- ジャンプする際の音
- 自分の声
家で筋トレをする時に発生してしまう音として、ダンベルはそこまで音は気になりませんが、パワーラックでベンチプレスやデッドリフトなどの金属同士がぶつかり合う音はトラブルになりやすいです。
また、最近はHIITトレーニングで跳んだり跳ねたりするので下階に音がドストス伝わってしまいトラブルになることもあります。
高重量でトレーニングすれば、自らの声だって聞こえてしまいます。
しかし、全ての賃貸住宅が騒音になるかというとそうではないです。
- 木造
- 軽量鉄骨造
- 鉄筋コンクリート造
- 鉄骨鉄筋コンクリート造
不動産には上記のような構造の建物がありますが、特に注意したいのが、木造と軽量鉄骨造です。
特に賃貸用としてたてられた木造、軽量鉄骨造は、投資用住宅のため、少しでも部屋数を確保するために、分譲でそもそも所有者が住むために作られたマンションに比べて、壁が薄く作られていることが多いです。
所有者からしたら、安価で部屋の広い投資用住宅を作りたいと思ってるし、投資用アパートを販売している会社も「安さ」を売りにしている業者も多いです。


また、分譲用だったとしても築年数の古い物件は要注意です。
今は二重床二重天井など、コンクリートからフローリングまでに空間を設けたり、遮音性の高い材質が使われていることが多いですが、古い分譲マンションは、コンクリートの上からフローリングやカーペットを直接貼り付けていることも多いので、鉄筋、鉄骨鉄筋だからといって音が響かないとは限りません。
実際に築30年から40年が経過したマンションも多いですが、金属音はかなり聞こえてきます。
賃貸住宅でトラブルを事前に回避する方法
- トレーニングマットや防音カーテンを使う
- 築20年以内の分譲賃貸物件を選ぶ
- 1階に住む
- ジムに行く
- 家を買う
ここからは賃貸住宅でトラブルを回避する方法について説明していきます。
トレーニングマットを使う
フローリングやカーテンにトレーニングまっとや遮音カーテンを使って物理的に傷や音をシャットアウトする方法です。
特に、トーレングマットは賃貸住宅か持ち家か関わらず、自宅で筋トレする人にとって絶対に敷くべきものです。
トレーニングマットはクッション性が高く、インクラインベンチやダンベルを置いたとしてもフローリングに傷が付くことを防いでくれます。

築20年以内の分譲賃貸物件を選ぶ
2000年代以降に徐々に遮音性が高い分譲マンションでで始め出来ている時期です。
そのため、この年代の分譲賃貸マンションを狙うのがおすすめです。
不動産屋さんには「賃貸用か分譲用か」、必ず確認しましょう。
分譲用の欠点としては賃料が割高となってしまいますが、トラブルやジムに行く費用や手軽さを考慮すればトントンになります。
なんといっても自宅トレのメリットは手軽に筋トレできる点にありますから。
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1階に住む
フローリングの等の傷はトレーニングマットなどを敷けば防ぐことは出来ますが、下階への音というのはそもそものフローリングの遮音性能や建物の構造に寄与します。
しかし、1階に住むことで少なくとも飛んだり跳ねたりしても下階の音を気にする必要は無くなります。
1階は防犯上の問題や通行人の目線など、気になることも多いですが、家賃の安さ、エレベーターを使わない生活、そして下階の音など、メリットも沢山あります。
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ジムに行く
賃貸住宅で筋トレをすることがどうしても怖いという方は、ジムに通いましょう。
家の中ではいろいろなものがあり、スペースがないとダンベルフライやベンチプレスなどやりずらいことが多いです。
限られたスペースの中で、壁やフローリングを気にしながらトレーニングするのは意外と面倒です。
正直それならジムで快適に、そして思いっきりやった方がよっぽど効率的でおすすめです。
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家を買う
賃貸の中でのお話なので、「家を買う」はちょっと話からズレますが、本格的に自宅で筋トレするなら賃貸ではなく、持ち家にするのが一番です。
自宅なら、フローリングに傷が付こうと、壁に穴が開こうと関係ありません。
集合住宅なら、下階への音は配慮が必要ですが、賃貸に比べれば断然気なることは少ないです。
壁に穴をあけて、ウエイトベルトやゴムチューブを引っ掛ける場所を作ってしまっても誰にも言われることはありません。
まとめ:賃貸住宅で筋トレする場合、後で損しないために最低限の配慮が必要
賃貸住宅で筋トレをする場合、絶対に気にしなければならないことは、筋トレ器具によって誤ってフローリングや壁を傷つけないことです。
傷つけてしまえば、入居する際に預けた敷金を超過して費用が発生してしまうことも多々ありますので、やるなら細心の注意をして下さい。
実際に僕も賃貸住宅で1階に住んでいますが、トレーニングマットを敷いてその上にインクラインベンチ、30㎏のダンベル2個、アブローラーなど、いろいろな器具がありますが、目立つような大きな傷はありません。
是非参考にしてみて下さい。
本日も最後までありがとうございました。