

本記事の内容
- 食事とプロテインのタンパク質吸収速度について
- プロテインを飲む最適なタイミング
まずはサクッと僕のプロフィールです。
- Jリーグ元川崎ユース
- 筋トレ歴2年目
- NSCA-CPTパーソナルトレーナー
- 栄養士
結論から先に言ってしまうと、プロテインはタンパク質の消化吸収にかかる時間によって、筋肉の合成力を高めるため、または分解を抑制するタイミングで飲むことが大切なんです。
プロテインを飲むタイミングについては「プロテインはどうして必要なの?」からどうぞ
目次
食事とプロテインのタンパク質吸収速度について
- 食事からは約3時間
- プロテインからは約1時間
食事とプロテインではタンパク質の吸収時間が全然違います。
食事からは約3時間
普段の生活からも経験しているように、ステーキなどを食べるとお腹も減りにくく、時に胃もたれを起こしたりすることもありますよね。
それは消化吸収が穏やかだからです。
タンパク質は人間の体内で最終的にアミノ酸となり血液中に放出されます。
食事からタンパク質を摂る場合、それだけ消化吸収に時間がかかるので、血液中にアミノ酸として放出されるまで時間がかかります。
プロテインからは約1時間
食事に対してプロテインは基本的には粉の状態で水などに溶かして飲みます。
プロテインからタンパク質を摂ると、吸収時間は食事に比べて約2時間も早いです。
したがってタンパク質が分解されて血液中にアミノ酸として放出されるまでが早いです。


プロテインを飲む最適なタイミング
- トレーニング前は約1時間前
- トレーニング後は約1時間以内
プロテインは筋トレ前であれば血液中のアミノ酸濃度が最も高くなるタイミングを測って飲み、筋トレ後は筋肉の合成が高まるところで飲むことが重要です。
このタイミングで飲むことで筋トレの効果を最大限に活かすことが可能となります。
トレーニング前は約1時間前
人間がタンパク質などを摂取するために食事をすると、血液中のアミノ酸が上昇します。
食事であれば緩やかに、プロテインであれば急激に上昇します。
プロテインからタンパク質を摂ると、血液中のアミノ酸濃度が約1時間で最も高くなるので、このタイミングに合わせて筋トレができるようにプロテインを飲みます。
そうすると、筋トレの効果を最大限に発揮することが出来ます。
逆にアミノ酸濃度が低いところで筋トレしても筋肉を効率よく合成出来なくなってしまいます。
良く空腹時は筋トレするな!って言われていますが、それは本当です。
空腹だと血中アミノ酸濃度も低いから筋肉も効率良く合成出来ないし、糖質も足りていないので高重量も扱えない、集中力も続かないなど悪いことだらけなんです。
ですから、トレーニング前であれば筋トレ開始1時間前に飲むようにしましょう。
トレーニング後は約1時間以内
筋トレ後というのは、筋肉が最も合成されるタイミングとして重要な時間です。
実は筋トレ中から筋肉は合成も始まるし、分解も同時に始まっています。
ですから、筋トレ後に出来るだけ早くプロテイン飲むことで筋肉が分解されることを防ぎ、逆に合成を高めることができます。
目安として筋トレ後1時間以内が理想ですが、遅くても3時間以内にはプロテインを飲みましょう。
どんなに良いトレーニングが出来たとしても、十分な栄養が確保出来なければ、せっかくの筋トレが台無しです。
時間が経ちすぎるとと筋トレの効果が弱くなってしまいますので注意してください。
この点は絶対に抑えて下さい!
まとめ:プロテインを飲むタイミングは筋トレ前後1時間がベスト
プロテインは筋トレ前であれば、血液中のアミノ酸濃度を上昇させて、筋トレの効果を最大限に活かすために1時間前に飲む。
筋トレ後は筋肉の合成し、分解を抑制するために1時間以内に飲む。
このタイミングを覚えて、ぜひ皆さんの筋トレライフを最高なものにして下さい!
本日も最後までありがとうございました。